c 2016 みしまびとプロジェクト
ものがたり法人 FireWorks

Introduction イントロダクション

intro1
これは、とある家族の物語。
挙式前日を迎えた長女・いずみ。
シングルマザーとなった次女・かえで。
そして、貧しいながらも女手一つで娘たちを育てた母親のイト。
三人はそれぞれ、「女の人生の葛藤」に戸惑いながら、
傷つきながらも乗り越えていく。
ストーリーは時代を遡りながら、この家族に隠された秘密と、
強い絆で結ばれた家族愛を描き出していく。
intro2
監督は北野武や黒沢清の助監督として修行を重ねた林 弘樹。
心を揺さぶるドラマ演出の名手として、
次世代監督の筆頭として注目を集めている。
また、日本映画界屈指のスタッフが結集。世界的に活躍する
衣裳デザイナー黒澤和子、撮影監督として著名な高間賢治らが、
「日本の美しい心」を、見事に映像化。
家族とは何か。人生の喜びとは何か――。
日本社会が抱えてきた家族制度の光と影を描きながら、
普遍的な人間愛を謳い上げた、ヒューマンドラマの傑作の誕生です。

Story 物語

昭和55年、冬。
銀行で働きながら、母・イトと暮らす長女・いずみは、
結婚式を明日に控えていた。
いつも通りの一日を終えた、その日の夜。
イトはいずみに、初めて今は亡き誠志郎の夢を明かす。
それはこの家から娘を嫁がせる事。
誠志郎から受け取った愛と、今もなお一層溢れる思いを語るイト。
突然の母の言葉に、いずみはただ涙を流すばかりだった。

明治の末に建てられた楽寿亭を料亭とし、
その離れ屋敷に開かれた石川塾。
二代目を務める誠志郎の元、いずみは母・イト、
妹のかえでと共に家族4人で仲良く暮らしていた。
しかし誠志郎が急逝し、
母が内職で和服や洋服を仕立て、2人の娘を育てあげた。
成長したいずみは、父の代わりに一家の主になろうと、
家をなかなか出ることができなかった。

時は流れ、
町の再開発のために取り壊しが決まった楽寿亭で、
挙式は行われることになった。
美しい白無垢の花嫁となったいずみ。そしてお色直しの後、
いずみたちと一緒に振り袖姿で現れたのは、
シングルマザーとして働きながら子供を育てた妹・かえで。
娘二人の美しい姿を見つめながらイトの心には、
家族4人で共に暮らした日々の情景が色鮮やかに蘇る…。

登場人物相関図 登場人物相関図

Trailer 予告編

Cast 出演者

Staff 制作スタッフ

  • 監督 林 弘樹

    監督 林 弘樹
    1974年生まれ、さいたま市出身、獨協大学外国学部卒。
    幼少時より医者を目指していたが、15才の時に観た映画「ニューシネマパラダイス」で魂を揺さぶられ、映画の道を志す。大学卒業後、助監督として黒沢清、北野武監督等の元で働く。28才の時に、映画「らくだ銀座」にて監督デビュー。
    国際映連・A級世界十大映画祭にも招待され、評価をうける。全国各地で、今まで数十万人の人を巻き込み、日経地域情報化大賞、地域づくり総務大臣賞受賞。
    映画「ふるさとがえり」(11)は公開から4年半たった今もなお、全国1200ヶ所でロングラン公開中。アジア・太平洋の子供達を繋ぐ、映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」が全国劇場・世界30か国で上映。最新作は「ふるさとがえり」の魂を受け継ぐ女性たちの物語「惑う After the Rain」(16)。
  • 脚本 栗山 宗大

    脚本 栗山 宗大
    1978年、東京都生まれ。
    全国各地でロングラン上映を続ける「ふるさとがえり」(11)をはじめ、 数多くの映画作品の企画・脚本を手がけている。高校時代は陸上競技に没頭、本気で五輪マラソンを夢見ていたが、あえなく挫折。あてのない人生になりかけるが、たまたま入部した大学の演劇部で、たまたま脚本を執筆。以来、さらにあてのない人生を歩むこととなった。
    2003年に起業した「ものがたり法人FireWorks」は映画製作の新たな可能性・仕組みを探求し、日本初となる「市民参加型映画事業」では、日経地域情報化大賞MJ賞や地域づくり総務大臣表彰を受賞。近年の作品ではアジア・太平洋の子供達の心を繋ぐ「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」(13)は全国劇場・世界30カ国で上映。最新作は女性たちの物語を描いた「惑う After the Rain」(16)。
    普遍的な人間ドラマを、丹念な取材、独特の構成力で描く脚本家である。
    2児の男児の父。日々、育児に奮闘中。
  • 撮影 高間 賢治

    撮影 高間 賢治
    「撮影監督」というパートを日本映画界に最初に持ち込んだ先駆者。東京都立大学卒業後、撮影助手として若松プロダクションに入る。CFキャメラマンとしてデビュー後、文化庁芸術家在外研修制度によりアメリカへ留学。過去に山川直人、金子修介、椎名誠、三谷幸喜、中江裕司等の映画監督と組んでいる。日本撮影監督協会(J.S.C.)所属。 第10回横浜映画祭撮影賞「1999年の夏休み」 第11回横浜映画祭撮影賞「風の又三郎ーガラスのマント」 第28回日本アカデミー賞優秀撮影賞「ラヂオの時間」
  • 衣裳 黒澤 和子

    衣裳 黒澤 和子
    東京都出身。黒澤明の長女。成城学園高等学校、サン・デザイン研究所、伊藤衣服研究所デザイン課卒業、父黒澤明存命中は父の秘書的仕事をする。1988年父親の進言で映画界に入り、「夢」から黒澤組の衣裳担当。小泉尭史監督「雨あがる」、熊井啓監督「海は見ていた」、山田洋次監督「たそがれ清兵衛」、北野武監督「座頭市」、塩田明彦監督「どろろ」、フランソワ・ジラール監督「シルク」、中田秀夫監督「怪談」、福澤克雄監督「私は貝になりたい」、リー・チーガイ監督「昴ースバル」、西川美和監督「ディア・ドクター」、根岸吉太郎監督「ヴィヨンの妻ー桜桃とたんぽぽ」、山崎貴監督「バラッドー名もなき恋のうたー」、松井久子監督「レオニー」、杉田成道監督「最後の忠臣蔵」、廣木隆一監督「雷桜」、三池崇史監督「一命」、是枝裕和監督「そして父になる」、三谷幸喜監督「清須会議」、NHK大河「軍師勘兵衛」、チェリン・グラッセ監督「杉原千畝」、篠原哲雄監督「起終点駅ターミナル」、堤幸彦監督「真田十勇士」に衣裳デザインで参加。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」に衣裳監修で参加。
  • 美術 及川 一

    美術 及川 一
    秋田市生まれ。美術専門学校時代に映画美術と出合い、美術助手を経て美術監督に。『バカヤロー!』『ガメラ』シリーズ、『就職戦線異状なし』、『学校の怪談3』、『PLATONIC SEX』『ミッドナイト イーグル』『DEATH NOTE デスノート 前編』『神の左手 悪魔の右手』『DEATH NOTE デスノート the Last name』『明日の記憶』などで活躍。2003年『スパイ・ゾルゲ』(篠田正浩監督)で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞。
  • 音楽 宮本 貴奈

    音楽 宮本 貴奈
    茨城県結城市出身のピアニスト、作曲家。 米英に19年在住、米バークリー音大&ジョージア州立大院卒、約30カ国で活動を展開。全米エドマンジャズピアノ大会優勝、参加アルバムが米グラミー賞に2部門でノミネート。2年連続「アトランタベストジャズアクト」「ジョージア州で最も影響力のある女性」全米ビルボードジャズチャート5位他受賞。 NYトリオ「オン・マイ・ウェイ」で日本デビュー、JAZZLIFE誌アルバムオブザイヤー認定。ソロ活動の他、 TOKU, 伊藤君子、佐藤竹善、サラ・オレイン等とのレコーディング・アレンジ・プロデュースや、オーケストラやビッグバンドアレンジも手がける。日野皓正、ケイコ・リー、SHANTI等との共演、小沼ようすけとの「ダブルレインボー」、中西圭三と狩野泰一(篠笛)との「WA-OTO」、女性ジャズトリオ「G.G.」など、コラボ活動も幅広い。 映画「十字架」「種まく旅人」「ふるさとがえり」「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」「マーチング?明日へ」NHK「日本の話芸」等の音楽担当。国立音大講師、結城紬大使。2017年には活動20周年を迎える。
    http://www.takana.net
  • 主題曲 「家族の風景」 手嶌 葵

    主題曲 「家族の風景」 手嶌 葵
    1987年、福岡県出身。 「The Rose」を歌ったデモCDをきっかけに、2006年公開のジブリ映画「ゲド戦記」の挿入歌「テルーの唄」でデビュー。2011年には「コクリコ坂から」の主題歌も担当。2016年6月、デビュー10周年を迎える。2014年、「Cinematic」をコンセプトとした10thアルバム「Ren’dez-vous」をリリース。このアルバムに収録された『明日への手紙』が2016年1月18日スタートのフジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の主題歌に決定。ドラマオリジナルバージョンとして新たにレコーディングを行い、ニューシングルとして2月10日にリリース。聴き手の心を揺さぶるその類稀なる歌声は、数々の主題歌やCMソングに求められ続けており、近年はライブ活動も積極的に行っている。
    http://www.aoiteshima.com/

プロデューサー:武藤直樹 照明:上保正道 録音:治田敏秀 装飾:中村敬介 記録:中村めぐみ 助監督:斎藤克康 スチール:三戸建秀
キャスティング:吉川威史 ヘアーメイク:橋本京子 劇場配給宣伝:アルゴ・ピクチャーズ 制作:ものがたり法人FireWorks

自主上映会について

大切な想いをつなぐ。人と地域を結ぶ。
「惑う After the Rain」を、あなたのまちへ。
どなたでも、どんな場所でも、自主的な思いのもとに
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